図書館司書を取ろう TOP >  図書館司書の仕事

カテゴリー:図書館司書の仕事の最近のブログ記事

図書館司書教諭と問題点

図書館司書の司書教諭は図書館法で規定されています。
図書館法が想定している学校図書館に従事する司書を司書教諭と
いいます。

司書教諭になるためには、教諭資格があることが前提です。
司書教諭は省令で定められた講習を修了した
教諭が取得できる資格で、実際には司書教諭の不足が
目立ち一般教諭が司書教諭をかねることも多くなっています。

このことから、公立図書館から司書が異動し事務職員として
学校司書になることが増えてきました。
司書教諭の不足を補うために学校司書の補充について、
学校図書館の運営拡充の意味合いから、学校司書の
充実が現在進められています。
学校司書には、通常の図書館司書と同じように運営や企画に
関わる部分の充実という目的があります。

図書館司書の問題点として日本の司書に対する
比較的待遇が低い点については以前から問題視されています。
反対に司書の扱う資料について理系分野の書籍に
対する対応が出来ない司書が多く存在することが
問題視されています。

また、資料の選択についても基本的に司書の一存できまるところや
ベストセラー書籍の大量購入に伴い、幅広い資料の販売率が低下
しているとする一部の出版社からの批判もあり図書館の
あり方が現在問われています。
図書館司書の専門性について認知度が低いことについても
幾度となく問題が取り上げられましたが、未だに一般的に浸透して
いません。

Posted by 相談役 | 2008年4月25日 18:18 |

資料の取捨選択

図書館司書の業務で主なものに管理資料の選択が
あります。
内容は司書が選定し図書館で購入したり、寄贈を受ける資料の
選択や別図書館への移管などです。

購入分も含めて全ての資料を保存することが
実質的に出来ないため、図書館の属性や環境にあわせて
残すものを図書館司書が選択を行います。
郊外などのベッドタウンなどでは、主に育児や趣味の資料を
多く扱うところが多くなり、工業地帯など専門性の高い地域では、
扱う工業に関連する書籍の取り扱いが多くなってきます。

もちろん文化遺産のおおい場所では、図書館司書が
それらの資料を管理しおおく保管することになります。
また、寄贈書の取り扱いも行って、図書館司書の業務の中で
気苦労の多い寄贈書の取りあつかいは蔵書を永久保存か
一時保存かの取捨選択が必要になります。

よくあることに寄贈される蔵書については、図書館司書が
一部のみ保存を検討していても寄贈者がそれを望まない
場合などもあり、資料の管理という面からも
司書の交渉能力が問われるところでもあります。

司書の仕事では人と書籍をつなぐ部分が特に重要にと
されています。

Posted by 相談役 | 2008年4月25日 17:58 |

図書館司書の窓口業務と資料管理

司書の業務には、図書館資料の貸し出し業務があります。

それぞれ蔵書は閉架書庫と開架書庫と呼ばれる書棚に分類して
保管しています。図書館司書仕事としてがどちらの書棚で
管理するかを決めて、利用者から要望をうけ
それぞれの蔵書の案内をします。

この際に図書館司書は利用者の要望を聞いて館内の資料を
探す方法を利用者に伝えたり、利用者にあった書籍の選定を
司書が行ったりします。

この業務では、図書館司書の知識と経験が
問われる部分が大きく、さらに非常におもしろい部分でもあります。
紹介する時も、単純に図書館内ある書類だけでなく、
他の図書館の蔵書も含め受け渡しを行ったり、さらに書籍購入を
行ったりするのも図書館司書の仕事の楽しいところです。

資料については永久保存がもとめられる場合があり、
特にその地域の郷土資料や自治体の発行するものなど
他の図書館で保管される可能性が低いものについて
図書館司書に選択され優先的に保管されることものが
多数存在します。

反対に、蔵書が多く冊数もおおいベストセラー書籍などや雑誌などの
ほかの図書館でも多く利用保管されるものについては、図書館司書同士で
話あい、他の図書館と分割して司書が保管していく場合があります。
最終的に雑誌などを廃棄する時も地域性の強いものを図書館司書が
選んで、保管するようにする場合もあります。

Posted by 相談役 | 2008年4月25日 17:56 |

図書館司書の業務内容

図書館司書の通常の仕事として考えられている
窓口業務ですが、日本以外の海外や大きな大学などでは
この仕事は司書ではなく単純業務であるため別に人を
雇って司書以外がやっているところが多く存在します。

ただ、大抵の図書館ではそこまで多くの人件費を
取れないという現状と、図書館司書が利用者の窓口で
利用状況を知るという目的からも司書の業務上かなりの
割合をしめています。

そのため、図書館司書の仕事というと窓口での蔵書の貸し出しと
返却を行う人というイメージがかなり強くなっています。

図書館司書の仕事には広報に関するものも含まれます。
地方自治体の広報誌で紹介や蔵書を説明したり掲示板での
紹介したりします。

さらに図書館の特徴を紹介したり、優れた資料の紹介
なども司書の仕事です。
また、定期的に展示会などの催しものもあり、郷土や出身作家の
資料の展示会などを行うこともあります。

他には主な目的として、一般向けに図書館の利用方法説明や
良質な資料の紹介なども行います。
広報の仕事は図書館司書の仕事の中でも対外的な部分が強く、企画的な
要素も多い仕事になります。

Posted by 相談役 | 2008年4月24日 19:17 |

図書館司書の職場の種類

大学図書館司書とは

大学での図書館司書の仕事には大きく3つあります。
それぞれ国立大学、公立大学、私立大学で図書館司書の
実際に行う業務内容は異なります。

国立大学の司書はむかしは国家Ⅱ種で採用試験が行われて
いましたが、様々な波紋を生んだ2004年に国立大学が
法人化したことを受け、国立大学法人の通常採用試験に
司書資格を持つ人が採用されるようになった経緯があります。

公立大学のは大学によって図書館司書の採用状況が違います。
通常の事務職と司書資格者を厳格に分けて求人している
大学と他の職種とあわせて募集している場合があります。
また、大学の図書館司書だけを求人募集する場合もあれば
自治体が、ほかの公立図書館と一緒に図書館司書の求人を行う場合が
あります。

私立大学の図書館については、特に司書の区分があいまいで、
図書館司書を厳密に分けて採用する場合と、特に一般の事務職と
同じように求人しているところがあります。
私立大学では図書館長を教授が兼任しているところもあり、
司書の資格が有利ではあるが、どちらかというと必須ではないところも
あります。

国立図書館の司書とは

現在の図書館司書は戦前の帝国図書館官制の時代に
制定された国立図書館の職名がその元になっています。

現在の国立国会図書館の職員はとくに司書資格を
もっている必要は無く、採用試験の中に図書館情報学が
あるだけで、とくに専門の職種といったイメージがありません。
国立図書館での業務には、おもに調査業務と一般業務、司書業務が
存在しており、司書と呼ばれるのは司書業務従事者だけで
他の業務についている国立図書館配属者は司書以外の
名称で呼ばれるのが一般的です。

公共図書館の司書

一般的な司書として有名なのがこの公共図書館で働く
司書です。昔は公共図書館は学校に準じる教育機関とされいたため
図書館司書の待遇についても公立学校職員とほぼ同様の待遇を
受けていました。

戦後図書館法制定にともなって、それまでとは違って司書資格を
持っている人が図書館員司書になる資格をもつと
定められるようになりました。

現在では自治体で司書を求人募集している場合と、図書館司書業務を
外部委託している場合があります。雇用形態も変化してきていて
地方自治体の一職業であった司書が一般企業でも普通に
雇用される場合が出てきています。

Posted by 相談役 | 2008年4月24日 16:39 |

サイトMENU

Copyright (C) 2007 図書館司書を取ろう. All Rights Reserved.